症状
30歳代の女性です、数ヶ月前から咳が続き病院で咳喘の診断を受けました。薬を使っても良くならず症状がひどいと激しい頭痛、胸を締め付けられるような苦しさが襲ってくる、低気圧が近づくと症状がひどくなるそうです。
原因
検査の結果下記の二つの原因が見つかりました
1、自律神経の乱れ
2、気圧を感じる前庭の不調
ストレスが強いと自律神経の交換神経が優位になり気管支や気道が収縮し空気の流れが悪くなります、空気の流れを良くするための防衛反応として強い咳が出ます。
耳の中に気圧を感じる前庭と呼ばれる器官がありますがこの前庭が過敏になると気圧が下が下がった時に自律神経の乱れを誘発します。
患者さんにヒアリングすると喘息が起きる1ヶ月前からリストラで職場の人員が減り仕事量が一気に増えてストレスとプレッシャーがとても強かったとの事です。このストレスが交換神経を誘因にしたと考えられます。
施術
主に下記の施術を実施
1、自律神経の調整
2、前庭の調整
3、呼吸の時に使う横隔膜、胸周辺の筋肉をほぐす
効果
1回目の施術終了後は「胸の圧迫がとれて息がしやすくなった」との感想を頂きました。
その後は施術する事に咳の頻度がへり5回目の施術が終わった頃には咳は出なくなったそうです。
雨が降る前は胸が苦しい感じはあるが以前のように咳がでることは無かったそうです。
予想より早い改善で私自身も少し驚いています。
一口に喘息といっても根本原因は様々ですが。原因を特定して原因部分から改善してゆけば善可能です。喘息の方でも諦めずにご相談下さい、お役に立てるはずです。