3月は当整体院で最近特に目立つ、
「遅延型食物アレルギー」が原因と推測される、
不定愁訴の改善例をご紹介します。
20代後半の女性会社員の方です。
栃木県からのご来院です。
小学生の頃から毎日、
下痢&軟便状態、腹部にガスが溜まる感じ、胃のむかつき、吐き気、
頭痛、動悸、めまい、
等が続いているとのこと。
その他にも、肌荒れ、顔の吹き出物、肌の色のくす、
等も目立ちました。
小学生の頃行った病院では「過敏性腸症候群(IBS)」と
診断されて、薬を処方されたものの効果が出ず、
薬を色々変えたり漢方薬を処方されても、
まったく改善が見られなかったそうです。
1年程前から、吐き気の症状が強くなり始めて、
食事をするとかなり強い吐き気が出るとの事。
病院へいっても原因が良くわからず
「メンタル面の影響が強いのでは」と言われて、
心療内科を勧められて、抗うつ薬を処方されて飲み始めたら、
薬が合わないのか、更に不調が強くなったとの事です。
私のブログの「遅延型食物アレルギー」の記事を読んで、
当てはまる事が多かったので当院を利用されたとの事でした。
最初に体をチェックさせていただきましたが、
食物アレルギーのサインが強く出ていました。
どの食品にアレルギーを起こしているのかを特定する
チェックを行いましたが、
「イースト菌」
に対してとても強いアレルギーのサインが出ました。
イースト菌は元々自然界に存在する、カビの仲間の菌です。
この菌をパンやお菓子等を膨らます為に使用しているのがイースト菌です。
患者さんにヒアリングしてみると、
子供の頃からパンが好きで、
朝と昼はほとんどパンを食べていたとの事。
今でも朝食は必ずパンで、昼もパンが多いとの事です。
さて治療方法ですが、
パンを食べ続けていると、今出ている不調は治らないので、
パン食をしばらくの間(3カ月間)止めてもらうように
ご提案しましたが、
「パンを食べられない食生活は想像できない」との事。
「天然酵母」にアレルギー反応があるかどうかチェックしたところ、
幸いな事に「天然酵母」にはアレルギー反応が出ませんでした。
よって、天然酵母を使用したパンに変えてもらうようご提案して
了承を頂きました。
施術方法は主に下記のような施術を行いました。
1、アレルギーに影響を与える内臓の調整(小腸、肝臓、盲腸、脾臓)
2、自律神経・ホルモンの調整。
3、腹部周辺の筋肉の緊張を取る施術。
結果ですが、
天然酵母に変えて数日後から、
下痢&軟便、吐き気、頭痛等が止まったとの事。
1クール(合計5回で約1カ月間)通院していただきましたが、
今まであった、色々な不調はすべて出なくなったとの事。
また、肌あれ、吹き出物もすっかり綺麗になっていました。
肌の色も白くなりました。
※食物アレルギーを起こすと、肌がくすんだ状態(茶色、焦げ茶色)になっている事が多いです。よってアレルギーがなくなると肌の色がとても白くなる人が多いです。
患者様からは、
「自分のメンタル面の問題だと思ってあきらめていたのに、
もっと早く先生の事を知っていれば良かったんですが」
とのお言葉を頂きました。
遅延型食物アレルギーは、日本ではその存在があまり知られていないので、
病院へ行っても別の病名を付けられてしまう事が多いようです。
そして最終的には
「メンタル面の問題です」
「自律神経の乱れです」
と言われて、もう治らないと思ってあきらめて入らっしゃる方が、
とても多いように見受けられます。
病院へ行っても治らない、不定愁訴の中には、
「遅延型食物アレルギー」のケースがかなりあります。
不定主訴でお困りの方は、
一度当院を利用してみて下さい。
改善のお役にたてるケースが多いです。
03-5969-9079