金融機関にお勤めの30代OLで人事関係の仕事をされているそうです。
リストラ等の影響で人が減り仕事量が増えて毎日終電で帰る状態が続いていたそうです。
半年前位から「不眠、慢性疲労、集中力の欠如、めまい、耳鳴り、頭痛」など様々な不調で出始め、最近は仕事にも支障をきたすようになっているとのこと。
病院では「自律神経失調症」と診断され「休職したほうが良い」と言われたのですが「休職はしたくないのでなんとかなりませんか」と言うことでご来院されました。
最初に各種の検査を行いましたが、下記の部位に悪い反応が出ました。
1、脳の疲労(特に背外側前頭前野、視床下部、下垂体)
2、副腎の疲労
少し詳しく説明しますと、
「背外側前頭前野」とは主に心配、不安、痛みなどの感情面をコントロールする場所です。
「視床下部」とは自律神経をコントロールする場所です。
「下垂体」とはホルモンをコントロールする場所です。
メンタル面の強いストレスが長期間続くと脳の中のこれらの部位が疲れて機能が低下します。
その結果「感情面の不安定」、「自律神経の乱れ」、「ホルモンバランスの乱れ」が
発生します。
「副腎」とは様々なホルモンを分泌して体をストレスから守ってくれる部位です。
ストレスが強いと副腎が体をストレスから守ろうとしてホルモンを大量に分泌します。
副腎がホルモンを大量に分泌し続けると次第に疲労してきて、ついにはホルモンの分泌が減少してしまいます。
その結果体に様々な不調が発生します。
施術方針は、働きが悪くなっている脳の部位や副腎を回復させる事です。
1回目の施術後の患者様の感想としては
「1回目の施術が終わった後からすごく眠くなって当日はよく眠れました」
「翌日の朝はしばらく感じたことがない位体が軽くてスッキリと起きれました」
とのことでした。
その後も毎週1回のペースで施術を行いましたが、1クール(5回)終了後の
患者様の主な感想は下記です。
・疲労感は以前の半分位に軽減した。
・以前より良く眠れるようになった。
・仕事中の集中力がかなり回復した。
・頭痛やめまいはほとんど出ていない。
「最初から比べるとすごく良くなりました、この分なら休職しなくて大丈夫そうです」
とのお言葉を頂きました。
仕事が引き続きハードということなので、
現在のところは、2週間に1回の間隔で通院していただいていますが、
「以前とくらべれば体がかなり楽で、仕事も支障なくできています」
とのことです。
今後は通院の間隔を伸ばして行き、最終的には2~3ヶ月に1回のメンテナンス通院で済むレベルまで回復していただきたいと考えています。