飲食物が原因の不眠改善例
不眠でお困りの患者さんが多いですが、不眠には様々な原因がありますが原因の一つに食品に含まれている成分の影響を受けているケースが結構あります。
今回は代表的な改善例をご紹介します
1、カフェインが原因のケース
40代の女性会社員の方です、数ヶ月前から眠りが浅くな中々寝付けず夜中に何度も目が覚めるとのこと。睡眠導入剤をのむ回数が増えて再起は薬の効きも悪くなって来たとの事です。
体を調べると、脳の興奮状態、肝臓の疲労のサインが強く出ていました。
さらに調べると上記の部位がカフェインに対して強く反応していました。
患者様にヒアリングすると、最近仕事が忙しくコーヒーを1日に3杯以上飲んでいるとの事。
カフェインは肝臓で分解されるのですが日本人は肝臓でカフェインを分解する能力が低い人が多いそうです。カフェインを分解する能力が低い人がコーヒーを毎日飲んでいると肝臓が疲労しカフェインを分解する能力がさらに低下して、血液中のカフェイン濃度が高くなります。カフェイン濃度が高くなると脳が過活動状態になり不眠が発生します。
下記の内容の施術を行ないました
1、脳の興奮を抑制する施術
2、肝臓を元気にする施術
3、当面カフェインが入った食品を控えて頂く様にアドバイス
結果ですが、施術を受けた当日はあまり変化がなかったのですが、翌日の夜からは寝付きが良くなり夜中に目が覚める事もなくなったとのこと。(1日経過してカフェイン濃度が低下したからと推測されます)
しっかりと良くするために5回通院していただきましたが、以前のように寝付きが良くなり、夜中に目が覚める事もなくなったとのこと。
順調に改善していただけて良かったです。
2、化学調味料が原因のケース
20代の女性会社員です。
もともと寝付きは良くなかったそうですが最近は更に寝付きが悪くなり、寝ても夜中に何度も目が覚めるそうです。
病院で睡眠導入剤をもらったが飲むと眠気が翌日まで残ったり胃長の調子が悪くなるので薬を飲まないでも眠れるようになりたいとのご希望でした。
体をチェックすると脳と小腸が強く興奮しているサインが出ていました。化学調味料を脳や小腸に触れて検査すると化学調味料に強く反応しました。
患者様にヒアリングすると、自炊で毎日味噌汁を作っているそうなのですが化学調味料の入った出汁を使っているとのこと。
科学調味料の成分は「グルタミン酸ナトリウム」ですがこの物質は神経の中に電流が流れる量を多くする働きがあります。よってグルタミン酸ナトリウムの濃度が高くなると神経が沢山集まっている脳や小腸が過活動状態となります。
その結果、不眠や過敏性腸炎が誘発される事があります。
施術内容ですが
1、脳の興奮を抑制
2、小腸の興奮を抑制
3、化学調味料を控えるようにアドバイス
結果ですが、初回施術を行なった数日後から寝付きもよくなり夜中に起きる回数が減ったとのこと。
しっかり改善するために5回通院してもらいましたが、5回目来院時にヒアリングすると寝付きも良くなり夜中に目が覚める事もなくなったそうです。
それと同時に胃腸の調子が常に悪く頻繁にお腹が緩くなっていたのですがそれも解消されたとのこと。
科学調味料が脳や胃腸を過活動状態にさせていたと推測されます。
科学調味料は外食の中華料理、ラーメン。コンビニ、スーパーで売っている惣菜に沢山含まれています、よってこれらの食品を頻繁にとっている人は不眠の原因になっているケースが多いです。