50代の女性看護師Hさんは、マラソンが趣味で幾つかの大会にも出場しているそうです。
膝が痛くて歩くだけも辛く、マラソンの練習も出来なくなり勤めている病院で見てもらったところ、
変形性膝関節症と診断され、「マラソンはもう無理なので辞めて下さい」と言われたそうです。
どうしてもマラソンは諦められないので、何とか良くなる方法はないかと思って当院にご来院いただいたそうです。
来院頂いた時点では、
普通に歩くのも辛くて、膝は90度以上曲がらない状態でした。かなり重症です。
検査したところ根本原因としては
骨盤の歪みが見つかりました。かなり大きくズレており足の左右差がの4Cm程あります。
膝関節は変形はあるもものれほど酷い変形ではありません。
直接原因としては
膝の周囲の筋肉に発生したトリガーポイントです。
膝周辺の筋肉は軽く触っただけでもカチカチの状態、
さらに深層部の筋肉にもトリガーポイントが多数発生していました。
右の骨盤が大きくズレて右足が短くなった状態で、マラソンの練習をしていたので、
膝の周辺の筋肉への負担が大きくなりコリやトリガーポイントに発展し、
これが痛みを発生させる直接の原因になっていると推測されます。
施術ですが今回は主に下記の3点です。、
1、骨盤の矯正。
2、太もも、膝、ふくらはぎのコリやトリガーポイントを柔らかくする施術。
3、膝の関節を調整し動きを良くする施術。
回復状況ですが、
1クール(5回)が終了時点で、
膝の痛みはかなり取れて通常に歩く際はほとんど痛みを感じなくなったそうです。
90度以上曲がらなかた膝も通常レベルまで曲がるようになりました。
さすがマラソンランナー凄い回復力です。
マラソンが出来るようになりたいと言うのが患者さんの最終目標ですので、
更に1クール続けていただくことになりました。
2クール(10回)終了時にはなんとマラソンの練習が出来るまで回復しました。
再びマラソンの大会に参加したというのが患者さんの目標なので、
その目標が実現できるようこれからもお手伝いして行きたいと思っています。
今回の患者さんは症状の重さからすると、かなり早い回復ですが、
病院で「変形性膝関節症」と言われても、
軽度の場合は変形が痛みの直接原因でないケースがほとんどです。
※重度の変形の場合は痛みの直接原因になります。
変形性膝関節症と診断された場合でも諦めずに
出来れば一度ご相談下さい。
お役に立てるケースが多いと思います。