さて6月はここまでのところ腰痛でのご利用が目立ちます、
今回は腰痛の改善例を幾つか紹介して行きたいと思います。
第1回目は
40代主婦の方の改善例です。
20代の頃から慢性的に腰痛があり、
ぎっくり腰も何度か繰り返していらっしゃったそうです。
朝ベッドから起き上がる時や、
長時間立っていたり、長時間イスに座っていると痛みが強くなるとのこと。
病院では10年程前にヘルニア気味と診断され、
痛みが強くなると、接骨院、マッサージ等を利用して
その場をしのいでいらっしゃったそうです。
5月になってから痛みがまた酷くなってきて、
以前に知り合いから当院の評判を聞いていたので、
今回当院をご利用頂いたとの事です。
当院では最初に全身を検査しますが、
今回のケースは根本原因として考えられるのものが2箇所ありました。
【根本原因】
1、骨盤の歪み(右が頭側に移動、左右の開きもあり)。
2、腎臓の機能低下。
そして今回の痛みの直接原因は筋肉のコリです。
特にコリが目立つのが下記の二つの筋肉です。
1、大腰筋(お腹の奥にあり左右から背骨を支えている筋肉)
2、腰方形筋(腰の左右にあり背骨を支えている筋肉)
この二つの筋肉に複数の「トリガーポイント」が発生していました。
※トリガーポイント=筋肉に発生した年季の入った硬いコリで強い痛みを発生させます。
今回はかなり強力なトリガーポイントが発生しており、
触診すると骨と間違ってしまう位に固くなっていました。
推測ですがこの患者さんはかなり以前より骨盤が歪んでおり、
①骨盤の右側が上にずれていた。
②腰の骨が左に傾く。
③腰の骨を支える、大腰筋、腰方形筋に絶えず強い緊張が発生。
④筋肉のコリがだんんだんと酷くなって、トリガーポイントに発展。
という流れで慢性腰痛が発生していたと考えられます。
今回特に痛みが強くなって来たのは、
「腎臓」が影響していると考えられます。
腎臓が弱ると、背骨を支えている
大腰筋、腰方形筋の緊張が強くなります。
緊張がトリガーポイントを刺激して急に痛みが強くなります。
腎臓は
冷え、急激な温度・湿度・気圧の変化に弱い臓器です。
特に24時間以内の温度差が10度以上あるとかなり弱ってしまいます。
今年は5月に急激に温度が上がり、
その後に又寒くなったりと気温の変化が大きかったので、
①腎臓の負担が大きくなり機能低下を招いた。
②腰周りの筋肉に一気に緊張が発生した。
③トリガーポイントを刺激して痛みが強くなった。
と考えられます。
今回のケースの施術内容として主に下記の3点です。
1、骨盤の矯正
2、腎臓の活性化
3、トリガーポイントを緩める
結果ですが、
5回目の施術終了時には、
「腰に時々違和感はあるものの痛みを感じることは無くなった」
そうです。
20年来の慢性腰痛が無くなってしまったので、
患者さんは「なんか信じられない気持ち」とおっしゃていらっしゃいましたが、
今回のケースに限らず、
慢性腰痛でも根本原因から改善してゆけばほとんどの場合改善可能です。
「腰痛持ちだからしかたない」
と諦める必要はありません。
お困りの方は是非一度ご相談下さい。
かなりの確率で改善可能です。