9月の入ってからブタクサ花粉症の患者さんが目立ちます、
ブタクサはスギ、ヒノキにに次いで3番目に多い花粉症の原因です。
特に今年は例年以上に花粉が多く飛んでいるので、
今年になって初めてブタクサ花粉症を発症している人も多いです。
ブタクサ花粉症はスギ花粉症に較べて咳がひどくなるのが特徴ですが、
悪化すると気管支喘息を発症するケースもあります。
9月に入ってから下記のような症状続いている人は、
耳鼻咽喉科で診察を受けになる事をおススメします。
1、カゼの症状が一週間以上続いている。(特に咳がひどい)
2、じん麻疹が出る、アトピーの症状が強くなる、体に発疹が出来る。
3、お腹の調子が悪い(下痢や軟便が続いている)
4、咳が続いている、喘息のような症状が出ている。
ブタクサ花粉症を予防する為には下記のような内容に気をつけて下さい。
【外出時の予防策】
ブタクサの花粉はあまり遠くまで飛ばないので(数十メートル)、とにかく雑草が生えている所を避ける事が大切です。
■ブタクサ(雑草)の生えているところ(公園、土手、空き地、校庭 等)には出来るだけ近づかない。
■外出の際はマスクを携帯し周囲にブタクサを発見したらすぐにマスクを着用する。
■服は花粉がつきにくい、すべすべした素材をなるべく選びましょう。
■晴天や風の強い日の外出は控えましょう。
【自宅・室内での予防策】
■庭や家の周囲にブタクサや雑草が生えている場合は草刈をする。
■家に入る前に玄関先で身体、持ち物についた花粉を払い落としましょう。
■帰宅後は、手洗い・うがい、また洗顔・鼻をかむ事で体内への取り込みを減らします。
■掃除は花粉の少ない朝のうちに行い、日中の窓の開け閉めをなるべく減らす。
■空気清浄機を使い室内の空気を浄化する。
【食物アレルギーにも注意】
ブタクサの花粉にアレルギーを起こす人は下記の食べ物にも食物アレルギーを起こす事が多いので、9月中は出来るだけ食べないようにした方がよいです。
■メロン、スイカ、キュウリ、ウリ等のウリ科の食べ物。
■人参、セロリ。
※ブタクサ花粉症の方は食物アレルギーを併発している可能性も多いのでアレルギー検査を受けてアレルゲン(原因物質)を特定し把握しておくことも必要です。