昨日の記事にも書きましたが、
今月は心臓が疲労している患者様が目立ちます。
心臓が疲労する2大要因は下記の二つです。
1、ストレス、睡眠不足、過労。
2、気候(暑すぎる、寒すぎる)
今日はストレスや不眠による心臓疲労についてご説明します。
1、ストレス、睡眠不足、過労。
ストレスや寝不足、過労が続くと、脳の扁桃体と言う場所が興奮状態となります。
扁桃体は脳の中でも本能的な部分で、主に下記の二つの働きがあります。
・瞬時に自分が危険か安全かを判断する。
・感情を感じる(喜怒哀楽)
扁桃体は怒り、恐怖、心配、嫌いな人がいる、嫌な事をやらなければならない、
等の感情が続くと興奮状態になります。
扁桃体が興奮状態になると、本能的に「自分が危険な状態」と判断して、
いつで逃げたり、戦ったりできるように準備します。
その時は、自律神経の「交換神経」を優位にします。
交換神経は活発に活動したり、戦ったりするときに優位になる神経です。
扁桃体が自分が危険な状態と判断すると、
いつでも戦ったり、逃げたりできるようにするために、
交換神経を優ににして心拍数を上げたり、血圧を上昇させます。
その他にも、体には、
筋肉に力が入る、胃腸の働きを低下させる、
手先・足先の血流を悪くする、血液をドロドロにする。
等の変化もでます。
このような、戦闘状態が何日か続いている、
心臓は段々と疲労してきます。
これが心臓が疲労する、原因の一つです。
当院の臨床経験でも、心臓が疲労してしまっている人は、
ストレスが強かったり、睡眠不足や過労気味の方が多いです。