毎年の傾向として4月から5月は、様々な症状が複合的に発生している症状の重い患者様のご利用が増えます。
今回は代表的なケースをご紹介致します。
30代半ばの主婦の患者様です。
2月の末頃から様々な不調が出始めたそそうです。主な症状としては、
頭痛、めまい、不眠、疲労、元気が出ない、やる気がでない、動悸、肩こり、便秘と下痢をくり返す等です。
内科へ行ったそうですが、「自律神経の乱れじゃないですかね」と診断されて、気になるようでしたら「心療内科へ行って下さい」と言われたので、心療内科を受診したところ「自律神失調症」と診断されて、処方された薬を飲んだらさらに調整が悪くなってしまったとそうです。
整体にも通ったそうですが、施術してもらっても全然良くならなかったとの事です。
最初にに体を検査させて頂きましたが、主に下記のような部分に不調のサインが出ていました。
1、脳の興奮状態
2、自律神経の交感神経が優位
3、ホルモンを分泌する副腎の疲労
4、胃と腸の働きの低下
色々ヒアリングさせて頂いたところ、
上のお子様の中学受験でのストレスがかなり強かったとの事、
更に、下のお子様の幼稚園の役員を引き受けて、卒園に際しての色々な行事の準備でとてもストレスが強かったとの事。
※この時期は、お子様の受験、幼稚園・学校の役員で強いストレスを抱えてしまっている女性がかなり多いです。
今回の様々な不調の原因を簡潔にご説明させて頂きますと、
強いストレスで脳が興奮状態になった事で下記の現象が発生したと推測されます。
【自律神経の乱れ】
脳が興奮状態になる事で自律神経の内の「体を戦闘状態」にさせる交感神経がとても優位になった。その結果として、
・交換神経が優位になると肩や首の筋肉に緊張が発生します。そのせいど肩こりが酷くなった。
・交換神経が優位になると胃腸の働きが低下するので胃腸の調子が悪くなり便秘&下痢をくり返す。
・交換神経が優位になると睡眠時に分泌されるホルモンの分泌が低下します、その結果不眠が発生した。
【脳の中の海馬、偏桃体が腫れる】
ストレスが強いと脳の中の感情を感じる部分の「海馬」、「偏桃体」が腫れます、その結果頭痛が発生した。
【ストレスに打ち勝つホルモンを分泌する副腎が疲労した】
脳が興奮するとストレスに打ち勝つためのホルモンを副腎で生産して分泌します、主なホルモンもアドレナリン、コルチゾールです。しかし大量に生産していると次第に副腎が疲労してホルモンの生産量がへります。その結果強い疲労感が発生します。
これらの現象が複合的に発生して、様々な不調が誘発されたそ推測されます。
今回のケースの主な施術内容ですが、
1、脳の興奮状態を鎮静化させる施術
2、自律神経、ホルモンを調整する施術
3、胃腸、副腎を元気にする施術
結果ですが、
1回目の施術後に、
「頭がすごくスッキリして、頭痛がでなくなりました」
「首~肩がうそのように軽くなりました」
2回目にいらっしゃったときに状態を確認させていただくと、
「施術を受けた日は久しぶりに良く寝れました」
「頭痛ほとんどでなくなりました」
「下痢便秘は治りました」
「疲労感は50%程度になりました」
「肩こりはまだ感じるが50%程度にはなっています」
との事でした。
さらに良い状態に引き上げる為に、合計5回通院してもらいましたが、
5回終了時点では、今まで感じていた痛みや不調はととんど感じなくなったとの事。
毎年4~5月は肩こり、腰痛に加えて不定愁訴(原因不明の不調)を併発している患者さんのご利用がとても多くなります。
※年度末~新年度の繁忙やストレス、職場の移動によるストレス、幼稚園や学校の行事でのストレス、お子様の受験のストレス等が原因となっているケースが多く見受けらえます。
しかし、これらの不調にも必ず原因が存在しています。
原因を見つけ出して、原因の部分を良くする施術を行えば、ほとんどのケースで改善可能です。
世田谷区千歳烏山の世田谷カイロ整体院では、
不定愁訴(原因が良く分からない様々な不調)の改善に力を入れています。
今までも多くの方が、症状の改善を実現されていますので、
お困りの方は是非当院に相談して見て下さい。