喘息でお困りの20代の女性患者さんです。
当院ホームページの改善例を見て「自分に似た症状が載っていた」のでご来院頂いたとのことです。
1年程前から咳が出始めて最初は風邪か思っていたのですが、長引いているので病院に行ったところ「気管支喘息」と診断されたとの事。
病院で出された薬を使っているもの、いまだに咳が続いていて、ひどい時は一日中咳が出て体力を消耗してつらいとのこと。
また、「胸が苦しい」、「みぞおちが締め付けられる感じがする」、「腹部にハリが有りスッキリしない」、「頻繁に下痢が起きる」、「額や口の周辺に吹き出物ができやすい」 などの症状もあるとのこと。
最初に体をチェックさせて頂きましたが、「小腸に強いアレルギー反応」のサインが出ていました。
何にアレルギーを起こしているのかをチェックしましたが、「食物アレルギー」のサインが出ています。 更に、どの食べ物にアレルギーを起こしているのかを確認して行くと「お米」に対しての陽性反応が強く出ていました。
※当院の検査はカイロプラクティックや東洋医学で用いられている、検査方法を複数使用して 総合的に判断します。
食物アレルギーが起きると体に色々な不調が発生します、人によって症状は様々ですが、主な症状は下記です。
1、皮膚症状
じんまし、かゆみ、肌荒れ、アトピー、吹き出物、肌のカサカサ、など。
2、呼吸器疾患
くしゃみ、せき、タンがからむ、呼吸困難、喘息など。
3、口や喉の疾患
口・唇・喉が痒い、痛い、しびれる、ピリピリする。
4、消化器症状
腹痛、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹部のハリ感など。
5、アナフィラキシー
以上のような複数の症状が全身に強く出るものがアナフィラキシーです。特に、血圧低下、意識を失う、呼吸困難になるなどの状態が起き、死亡につながるケースもあります。
今回の患者様はこれらの症状の中で「喘息」の症状が強くでたケースと推測されます。
食物アレルギーを起こす代表的な食品は「卵、牛乳、小麦」ですが、その他にアレルギー起こす食品が沢山あります。
【アレルギーの原因となる主な食品下記です】
リンゴ、トマト、ニンジン、メロン、桃、サクランボ、ビワ、スイカ、セロリ、エビ、カニ。
最近は主食である米にもアレルギーを起こす人が増えているとの事です。
アレルギーを起こす食品を食べると小腸の中に駐在している白血球(体中の白血球の約70%が小腸に駐在しているそうです)が、「外敵が入って来た」と勘違いして、アレルギー物質を強く攻撃します。その際に上記のような様々アレルギー症状が発生します。
今回の患者さんに対しての施術ですが、アレルギー反応を緩和させる施術や、呼吸の際に使用する筋肉の緊張を取る施術を行いました。主な施術は下記です。
1、白血球の暴走を抑える為に、小腸のツボや小腸を直接刺激する。
2、自律神経やホルモンの調整を行う。
3、呼吸に関連する横隔膜や胸の筋肉の緩める。
結果ですが、2回目の来院時に確認すると「咳がかなり減りました」とのこと。
合計5回通院していただきましたが、5回目の来院時点では、「咳は全く出なくなりました」との事。その他にあった不調も出なくなったそうです。
良い状態を定着させるためにその後月1回で3回通院して頂きましたが、
3ヶ月後の時点でも、「咳は出ていないし、その他の不調も出ていない」そうです。
当初の予想より順調な改善でした。
最近、米アレルギーが増えている理由としては、
1、品種改良でコメに含まれているアレルギー成分が増加した。
2、農薬の影響。
3、コシヒカリ系の米が増えてきた。
※コシヒカリ系のお米はアレルギーが発生しやすいそうです。
などが考えられています。
今回の喘息の原因はコメと推測されましたが、そのほかの食品が原因でアレルギーが起きて 喘息を発生させているケースもあります。
この改善例のような症状に心当たりがある方は、お気軽にご相談下さい。
多くのケースで改善のお役にたてるはずです。