冷え込みが強って来る11月後半から12月にかけては、ギックリ腰や慢性的な腰痛・坐骨神経痛の痛みが強くなる患者さんが増えます。その理由は冷えで腎臓が弱るからです。腰痛や坐骨神経痛の根本原因には様々なケースがありますが、その中でも多いのが内臓の疲労や機能低下です。
特に腎臓の疲労や機能低下は、腰痛や坐骨神経を誘発させる大きな要因となります。
少し解説しますと、
腎臓が弱ると「内臓体制反射」と言う現象が起きて、腰~お尻の筋肉に強い緊張が生じます。
更に、腎臓下垂と呼ばれる現象が起きて腎臓が下にさがってしまいます。
腎臓が下垂すると腎臓の下にある、腸、子宮、膀胱が圧迫されるので、
その圧迫を軽減させる為に脳が指令を出して次第に骨盤が開いてきます。
骨盤が開く事で、お尻の筋肉に負担が発生し、お尻の筋肉の緊張が更に強まります。
このようなメカニズムにより腰やお尻に強い痛みが出始めます。
この症状が強く出るとギックリ腰になります。
寒くなる時期に腎臓が弱り易いのは、腎臓は冷えに弱い臓器だからです。
特に急な気温低下に大きく影響をうけます。
腎臓は体の中の水分量の調整や、塩分・ミネラル濃度の調整を行っています。
また、体温調整や血圧を調整するホルモンも分泌しているそうです。
急に温度が下がったり寒暖差が大きいと腎臓は上記のような働きをフルパワーで行わなければいけないので次第に疲れてしまい調子が悪くなります。
11月の後半から12月の初めてかけては、まだ人間の体が寒さに慣れていません、
腎臓も寒さに対する準備が出来ていません。
この時期に前日に比べて急に気温が下がったり、一日の寒暖差が大きくなったりすると、
腎臓が負担に耐え切れなくなり、腎臓の疲労や機能低下が発生します。
又、夏場も腎臓は弱り易いです。
理由は冷房による急な冷えや、冷たいもの飲みすぎ食べ過ぎで 身体を冷やしてしまう事が多いからです。
慢性的に腰が痛くて、良くギックリ腰を起こす方は、慢性的に腎臓が疲労している可能性も考えられます。
腎臓が原因の腰痛は幾ら背骨を矯正したり、筋肉をマッサージしても治りません。
根本原因から改善するには腎臓を元気な状態に戻して上げる必要があります。
慢性的に腰が痛い方、寒さが強まる時期や夏場にギックリ腰や腰痛が強くなる方は、腎臓の疲労が原因かしれません。
腎臓が疲労すると、下記のような症状も発生しやすくなります。
1、下半身がむくむ。
2、おしっこの回数が増える。
3、膀胱炎になる。
4、下っ腹がポッコリする。
5、生理不順・生理痛が強まる。
慢性的に腰が痛い方や、ギックリ腰を繰り返し起こす方で、上記のような症状の自覚も有る方は、腎臓が原因のケースも考えられます。
当院では内臓セラピーと呼ばれるテクニックを使用して、内臓を元気にする施術にも力を入れていますので 、お困りの方は是非当院を利用してみて下さい。
多くのケースで改善を実現して頂けるはずです。
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