60代の女性患者さんです。
最近登山を始めて今度穂高に登頂予定なので、
毎週山登りをしながらトレーニングを続けていらっしゃるそうです。
突然膝が痛くなりトレーニングどころか、
普通に歩くのも辛い状態になってしまったそうです。
病院で変形性膝関節症と診断され
「このままでは歩けなくなる」、「登山は辞めた方がいいですね」と言われたそうです。
登山仲間に以前当院で腰痛を改善された方がいらっしゃったそうで、
「あそこの先生なら何とかしてくれるよ」と言われてご来院頂いたそうです。
検査したところ根本原因としては予想通り
骨盤の歪みがみつかりました、ズレ幅はかなり大きく足の長さの左右差が3cm程ありました。
私の触診では膝の変形はあるものの大きく痛みは発生させるレベルでは無いと思われました。
根本原因としてはコチラも予想どおりで、
太ももや膝周辺の筋肉にカチカチの硬いこりが派生していました。
この硬いこりが膝に強い痛みを発生させている直接原因と推測されます。
施術内容は主に下記の3点です。
1、骨盤の矯正。
2、太ももや膝周辺の筋肉のコリを緩める施術。
3、膝関節の可動域を良くする施術。
結果ですが、
1回目の施術後は膝の痛みが少し緩和され歩くのが楽になったそうです。
2回目以降も同じ内容の施術を行ってきましたが、
1クール(5回)が終わった時点では、普通に歩くにはほとんで痛みが出ないレベルになりました。
※症状の重さからすると結構早い改善度合いです。
ただ登山のトレーニングを再開するにはまだ十分ではないので、
さらに1クール通っていただくことになりました。
2クール(10回)終了後にリハビリを兼ねて高尾山に登ってきたらしいのですが、
痛みはでなかったそうです。
「先生のお陰で登山が続けられます」と嬉しいお言葉を頂きました。
60歳を過ぎるとほとんどの人は程度の差はあれ大なり少なり、
膝の軟骨が磨り減ったり膝関節は変形しています。
ただ経度のすり減りや変形では痛みの原因になることはありません。
痛みの原因は他にあります。
痛みの本当の原因をチャンと見つけ出、改善してゆけば、
病院で治らないといわれた膝の痛みも良くなるケースが多いです。
諦めずに一度ご相談下さい。
お役に立てることが多いと思います。