秋の花粉症に注意しましょう!
千歳烏山世田谷カイロ整体院では9月に入ってから 「風邪をひいてなかなか治りません」とか、
「急に肩こりがひどくなりました」あるいは「急に“ぎっくり腰”になりました」
とおっしゃる患者さんが目立ちました。
意外かもしれませんが、このような症状は「秋の花粉症」が原因のケースが多いのです。
【秋の花粉症の特徴】
花粉症といえばスギやヒノキのイメージが強いのですが、秋にも多く発生します。
花粉症は風邪に似た症状がでるので風邪と勘違いされる事が多いのですが、
風邪と較べると下記のような特徴があります。
・透明でサラッとした鼻水が出る
・くしゃみや鼻水が1週間以上続いている(風邪の多くは1週間程度で治ります)
・目のかゆみがある
・熱があっても微熱程度で高熱ではない(人によっても高熱が出るケースもあります)
・晴れた日や雨上がりの日により強く症状が出る ・喘息のような激しい咳が出る。
【花粉症は頭痛、肩こり、腰痛を発生さる事もあります】
実は花粉症を発症させる一番の原因は小腸なんです。
小腸は体の中で一番の免疫器官です。
飲食や呼吸で小腸には絶えずウイルスや細菌が入り込みます。
小腸には体中の白血球の70%程度が集まっており、
白血球がこれらのウイルスや細菌を退治してくれています。
この白血球の働きにより人は病気に感染せずに済んでいます。
しかし、場合によっては白血球が花粉を敵と勘違いし攻撃してしまう事があります、
これが花粉症の原因です。
白血球には様々な種類がありそれぞれに役割分担をして免疫活動を担っています。
花粉が侵入してくると「B細胞」と呼ばれる免疫細胞が「Ige抗体」と呼ばれる物質を分泌します、
この抗体は体中の細胞に「花粉を排除しろ」という指令を伝達する物質です。
Ige抗体が鼻、目、喉などの細胞に一定量蓄積されると、
花粉が侵入してきた時に細胞が「ヒスタミン」を分泌します。
ヒスタミンが分泌されると鼻水、目のかゆみ、咳などが発生します。
このような働きにより花粉を体内に入れないようにしているのです。
これが花粉症の大まかなメカニズムです。
また、白血球の中には「好中球」と呼ばれる免疫細胞がいます。
好中球は腸内に侵入して来た花粉を敵と勘違いして退治しようとすることがあります。
その際には大量の活性酸素を分泌します。 活性酸素の強力な酸化力で花粉を退治しようとするのです。
活性酸素はとても酸化力が強いため、大量に分泌されると小腸内壁の細胞を酸化させて傷つけてしまい、
小腸の内壁が炎症を起こした状態となります。これが小腸のアレルギー反応です。
小腸がアレルギー反応を起こすと、「内臓体性反射」という現象が発生し、
体全体の筋肉に緊張が発生します。この状態が長く続くと「肩こりや腰痛」が誘発されます。
また、小腸の「内臓体性反射」は特に腰回りの筋肉に強く出るので、
腰の周辺により強い痛みが発生するケース多いです。 この症状が強く現れるとギックリ腰となります。
【秋の花粉症の原因となる植物】
秋の花粉症は雑草が主体で空地や道端などいたる場所に生えています。
通常は8月頃から花粉が飛び始め、9月にピークを迎えて10月まで続くと言われています。
まさに今が花粉のピークです。原因となる植物の代表格は次の3つです。
■ブタクサ(9月中旬~10月中旬)
■ヨモギ(8月中旬~10月中旬)
■カナムグラ(8月中旬~10月中旬)
【口腔アレルギー症候群にも注意を】
花粉アレルギーの患者さんは「口腔アレルギー症候群」という
食物アレルギーを起こしやすいと言われています。
これは花粉のタンパク質の形状と、食物アレルギーを引き起こす食物のタンパク質の形状が似ている為で、
白血球が食物のタンパク質を花粉と勘違いするからだそうです。
症状としては、口、舌、唇、喉などが「ヒリヒリ」する「かゆく」なる「シビレル」ような感覚が起きます。
これらを総称して「口腔アレルギー症候群(OAS)」と呼びます。
食物アレルギーを起こすと、小腸のアレルギー反応が強くなり、
肩こり、腰痛、花粉症がひどくなる事があります。
場合によっては「アナフィラキシーショック」と言って呼吸困難を起こし、
最悪死亡に至るケースもあるそうなので注意が必要です。
秋の花粉症の人がアレルギーを起こしやすのは下記の食物だそうです。
果物:メロン、スイカ、バナナ
野菜:セロリ、ニンジン、キュウリ、ズッキーニ
よって、花粉症の症状が出ている間はこれらの食物は避けた方が無難です。
もし食べて口、舌、のどに「ヒリヒリ」、「シビレ」、「かゆみ」
等の感覚が発生した場合は食べるのは中止しましょう。
【当院ではアレルギーを緩和させる施術を行っています】
白血球の中には「制御性T細胞」という免疫細胞がいます。
この免疫細胞は花粉を攻撃している「好中球」や抗体を分泌している「B細胞」
などの免疫細胞を 鎮静化させる物質を分泌します。
よって「制御性T細胞」の働きが活性化すると、小腸のアレルギー症状や花粉症が緩和されます。
世田谷カイロ整体院では、小腸のアレルギーが原因と推測される肩こりや腰痛の患者さんに対しては、
小腸のアレルギーを軽減させる施術を行います。
簡単に言うと、小腸や自律神経・ホルモンなどの働きを良くして「制御性T細胞」の働きを活性化させます。
このような施術を行うことで肩こり、腰痛、ギックリ腰が大幅に改善されます。
また花粉症が緩和したケースも多数出ております。
9月になって、肩こりや腰痛がひどくなった方は秋の花粉が原因のケースも考えられます。
お困りの方は一度当院にご相談下さい。お役にたてるはずです。