肩~肩甲骨の痛みの改善例です。
40代の女性看護師さんです。
当院はなぜか医療関係者のご利用比率が高いです。
昔から慢性的な肩こりが有ったのですが、
1ヶ月程前から特に右の肩・肩甲骨の内側に強い痛みが発生。
その他にも、頭痛や胃の痛みも同じ頃から出始めたとの事です。
あまりに痛いので勤めている病院で診てもらったら、
「首の骨が狭まっているのが原因」と言われて、
週2回病院で首のマッサージやけん引を受けたが改善が見られないとの事です。
胃の痛みは胃腸炎と診断されて、薬を出されたもの、まだ毎日痛みが有るとの事。
最初に体をチェックさせて頂きましたが、
右の肩や肩甲骨周辺の筋肉にトリガーポイントが発生していました。
(強い痛みを発生さる筋肉の硬いコリ状態)
痛みの直接原因はこのトリガーポイントだと推測されます。
また、内臓をチェックすると、
「胆のう」の働きが悪くなっているサインが強く出ていました。
「胆のう」の機能低下が今回の痛みの根本原因と推測されます。
少し説明させて頂きますと、
内臓が疲労したり、機能低下すると、「内臓体性反射」と呼ばれる現象が起きて、
内臓ごとに、特定の筋肉やツボの部分に強い緊張が発生します。
この緊張が続くと筋肉にトリガーポイントが発生し、強い痛みが出ます。
胆のうの場合は、右の首、肩、肩甲骨の内側や、
右手の親指の付け根、右の土踏まず等に痛みが出ます。
また、人によっては、
ガンガンするような頭痛、みぞおち周辺が締め付けられるような感じ、
胃周辺の痛みも発生します。
「胆のう」は袋のような臓器で、
胆汁を溜めておいて必要に応じて、腸に送り出す場所です。
胆汁は脂肪や油等を分解しやすくする消化液です。
肝臓で生成されて胆汁に溜めておいて、脂肪や油を食べた時に腸に送りだします。
よって、脂肪や油分が多い食べ物を大量に食べたり、
毎日続けて食べたり飲んだりしていると、
胆汁を大量に分泌する為に、胆のうに過度な負担が発生し、
胆のうが弱って来ます。
患者さんにお話しを聞いていみると、
痛みが出始める少し前から、腸内環境を整えようと思って、
チーズやヨーグルトをかなり多めに食べていたとのこと。
乳製品を多く取る事により、胆のうに負担が発生し、
今回の痛みを誘発したと推測されます。
施術内容ですが、
1、肝臓、胆のうを元気にする施術。
2、トリガーポイントを解消する施術。
3、乳製品を1週間程控えてもらうように指導。
結果ですが、
1回目の施術が終わって時点で、
右の肩、肩甲骨の痛みが半分程度に減ったとの事。
2回目の来院時に状態を確認すると、
1、肩、肩甲骨の痛いは20~30%程度に減少。
2、胃の痛みは出なくなった。
3、頭痛も出なくなった。
との事です。
筋肉にトリガーポイントが出来ているので、
このトリガーポイントを解消するために、
合計5回通院して頂きましたが、
5回目終了後には痛みは全く出なくなったとの事。
また、胃の痛みや頭痛も出ていないとの事です。
今回の痛みは首の骨が狭まっている事が原因ではなくて、
胆のうの疲労だったと推測されます。
また、胃の痛みや頭痛も胆のうが原因だったと推測されます。
このように、内臓の疲労は色々な所に、痛みや不調を発生させます。
内臓によって痛みが出る場所や、不調の種類は異なりますので、
病院へ行っても治らない痛みや不調でお困りの方は、
内臓の疲労が原因のケースが考えられます。
病院でも治らない、痛みや不調でお困りの方は、
是非当院を利用してみて下さい。
多くのケースで改善を実現して頂けるはずです。