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患者様の改善例 : 内臓が原因の痛み・不定愁訴

心臓の疲労が原因で様々な不調が発生します。

2015年12月10日

前回のブログで「11月は心臓が疲労している患者さんが多かった」という記事を書きました。
季節の変わり目である10月~11月にかけては、毎年心臓が疲労している患者さんが目立つのですが、
今年は特に目立ちましたので、今回は心臓の疲労についてもう少し詳しく触れてみたいと思います。

心臓は1分間に60回前後、一日に10万回程度拍動し生涯休むことなく働き続けます。
そのために心臓を動かす心筋は拍動に必要なエネルギー(ATP)を作りだす、
ミトコンドリアが多く存在しているなど特殊な作りとなっており、
他なの筋肉と違って丈夫で疲れにくいという特徴があります。

疲れにくい心筋も負荷が強い状態が長く続いているとさすがに疲労してきます。
日常生活の中で心臓が疲労する原因として多いのは筋肉や血管が収縮した状態になることです。

筋肉や血管が収縮すると血流の循環が悪くなりますが、
このような環境下で体中に必要な血液を運ぶ為には、
脈拍数を上昇させたり、拍動の力をアップさせなければなりません。
このような状態長く続いていると心筋がダンダンと疲労してきます。

筋肉や血管が収縮した状態になる原因で多いのは下記の二つです。

1、メンタル面のストレス
メンタル面のストレスが強いと自立神経の交換神経が優位になり、
脈拍数が上昇したり、体中の筋肉や血管が収縮した状態になります。
ストレスが強い間は筋肉や血管がずっと収縮した状態になっています。

2、急な気温の低下や寒暖差の大きい日が続く
急に気温が下がると体の熱を逃がさないようにするために、筋肉や血管が収縮します。
また、寒暖差が大きい日が続くと自立神経が乱れて、
筋肉や血管が収縮しっぱなしの状態となってしまうことがあります。
特に冬に向かう時期に急に気温が下がって来たり、寒暖差の大きい日が続くと、
体中の筋肉や血管が収縮しっぱなしの状態が続いてしまうことになりかねません。

今年はの11月は前半は暖かい日が続き、後半から急に寒くなってきました。
またその後も寒暖差が大きい日が続いていたので、
いつのの年以上に筋肉や血管が収縮しやすくなりその結果、
心臓に負担が発生し心臓が疲労している人が増えたのではと推測しています。

心臓が疲れて来ると主に次のような自覚や症状があらわれます。

1、疲労感が強い、スグに疲れる、なにもやる気が起きなくなる。
2、胸が苦しい、息がしにくい、急に動悸がする。
3、咳が止まらない
「1週間以上咳が止まらない」、「低気圧が近づくと咳が酷くなる」、
「走ると咳がでる」、「喉が詰まった感じやタンが絡んだ感じがする」、
等が多いです。
風邪と勘違いされるケースが多く、病院では咳喘息などと診断される事が多いようです。
風邪の咳は1週間もすれ収まりますの1週間以上咳が続いている場合は、
心臓が原因のケースが考えられます。

4、首、肩、肩甲骨、腕のコリ感、重ダルイ感が強い。
寝違いや肩こりと勘違いされるケースが多いのですが、
心臓が原因の場合は左半身の痛みや重ダルイさが強く現れます。
特に左の腕、胸、脇が痛んだり、腕を取ってしまいたいような重ダルイ感じがすることが多いです。

5.体に「むくみ」が出る。手足が冷える。
心臓が疲労すると血流や体液の循環が悪くなり、むくみや冷えが出やすくなります。
特に足のむくみが強っくなったり、手先、足先などの末端の冷えがいつもより強くなります。
以上が、心臓疲労の場合に良く現れる症状ですが、
心臓の疲労はその他にも様々な不調の原因なります。
また心臓疲労が長期間続いていると、心筋梗塞、狭心症、心不全など
生命に関わる病気
に発展することも考えられますので、
油断せずに早めに疲労回復させることが必要です。
当院では心臓の疲労に対して主に下記のような施術を行います。

1、脳を活性化さることで自立神経を調整し副交換神経をの働きを良くする。
先ず脳を活性化させます、脳が活性化すると自立神経の働きが正常に戻って
副交換神経の働きが優位になり体全体がリラックスし始めます。
体がリラックするだけでなく、筋肉が緩み、血管も拡張し心臓への負担が減ります。

2、横隔膜や、腹部の筋肉を緩めて腹部大動脈を拡張させる。
血流を一番阻害しているは腹部を通っている腹部大動脈です。
横隔膜や腹部の筋肉を刺激することで収縮していた腹部大動脈の血管が拡張し、
血液の流れが劇的に改善します。
血液の流れがスムーズになることでに心臓への負担が大幅に軽減されます。

3、手や足の筋肉をゆるめ血流を良くする。
手や足の末端の筋肉をほぐすと網細血管やリンパ管が拡張し血流や体液の循環が良くなり、
むくみや冷えの改善につながります。
また末端への血流が改善することで心臓への負担も減ります。

上記のような施術を行えば早い人はその場で、
咳がとまったり、手先や足先がポカポカしたり、肩や腕のこりや重だるさが軽減されます。
ほとんどの方が5回程度の通院で心臓が本来の元気な状態に回復します。

今年は寒暖差の大きい冬になるとの予報も出ていますので、
今後も心臓に負担が発生しやすい環境が続くと思われます。

よって、上記のような症状が気になっている人は是非一度当院にご相談下さい。
お役にたてるはずです。

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