『‟産後の総合ケアーコース”は産後の骨盤矯正とはどう違うのですか?』
と言うご質問を良く受けます。
そこで今日は「産後の総合ケアー」の必要性について少し説明させて頂きます。
当院では「産後・育児中の総合ケアー」をご利用して頂く患者様が年々増えています。多い月は患者様の半数近くを占める事もあります。
当院で「産後・育児中の総合ケアー」の重要性を10年以上前からホームページやブログの記事で繰り返しご説明しておりましたので、産後のケアーの重要性が認識されて来たことは大変喜ばしい事です。
ただ気になるのは「骨盤矯正だけ行えばよい」とお考えの方が目立つ事です。
産後の女性がダメージを受けているのは「骨盤のゆがみ」だけではありません。
妊娠・出産・育児の期間中は心身への負担が大きいので、「体の様々な部位に大きなダメージ」を溜め込んでしまっています。
妊娠~出産~育児期間ににダメージが溜まりやす部位は下記です。
1、脳の疲労。
2、自律神経・ホルモンの乱れ。
2、内臓の位置のズレや疲労。
3、骨格のゆがみ。(骨盤を含む)
4、筋肉(骨盤底筋群を含む)の疲労やコリ。
これらの部位のダメージは下記のような心身の不調を発生させます。
【身体中の痛み、産後特有の症状】
頭痛、肩こり、腰痛、背中痛、腰痛、臀部痛、膝痛、手首痛、恥骨痛、股関節痛、尿もれ。
【不定愁訴】
慢性疲労、産後うつ、自律神経やホルモンの乱れ、めまい、動悸、元気が出ない・やる気が出ない、動悸、便秘、胃腸の不調。
【スタイル・姿勢の乱れ】
下腹部のポッコリ、ウエストラインや体重が元に戻らない、O脚、反り腰、股関節の出っ張り。
上位のような不調を抱えて辛い症状を我慢しながら、育児や職場復帰をされている女性がとても多いです。
またこれらのダメージを放置しておくと、痛みや不調はだんだん酷くなってしまいます。
その結果、不調を抱えたままで育児、家事、仕事をする事になり、QOL(生活を送る上での快適度)は大きく低下します。
当院の「産後・育児中の総合ケアー」では「骨盤の矯正」だけではなく、ダメージを受けている部位に対して総合的な改善を行います。
【産後の総合ケアーで施術する事が多い部位は下記です】
1、内臓の疲労や機能低下(痛みや不定愁訴の原因になります)
2、全身の骨格の矯正(歪みが出ているのは骨盤だけではありません)
3、脳の疲労(脳の疲労は自律神経・ホルモンの乱れを発生させます)
4、体全体の筋肉・筋膜のコリ(多くの方が体中に根深いコリが発生しています)
その結果痛みや不調が改善され、元気で健康な状態で育児をしたり、職場復帰をして頂く事が出来ます。
再度申し上げますが産後にダメージを受けているのは「骨盤だけ」ではありません。
また、現在は痛みや不調が出ていない方でも、実際は気づかないダメージを身体に抱えており、放置しておくとその後に痛みや不調が出始める方も多いです。
このような理由により、産後のママさんは是非当院の「産後・育児中の総合ケアー」をお受け頂く事をお勧め致します。。
体全体に溜め込んだダメージを改善することで、元気な状態で育児をしたり、職場復帰をしていただく事が出来、QOL(生活を送る上での快適度)の向上を実現して頂く事が可能です。