30代前半の女性会社員の患者さんです。、
小児のころから喘息で今でも喘息でもかなり酷い喘息で悩まされているとのことです。
気圧の変化や気温の変化が有ると、胸が強く締め付けらて苦しくなり、発作が出てくることのこと。
さらに頭痛や首の後ろの痛みも加わるそうです。
喘息が出ると必ず次の日に雨がふるので天気予報より正確ですと笑っていらっしゃいました。
検査の結果ですが原因は
呼吸をする時に使う、
胸、首、肩甲骨、横隔膜の周囲の筋肉に発生した強烈なコリです。
肺や気管支には悪い反応は出ませんでした。
子供の頃気管支が弱くて良く咳をしていると、
呼吸や咳をする時に使う胸、首、肩甲骨、横隔膜の筋肉ががカチカチに
こり固まってしまい、普段でも呼吸が浅くなり体が酸素不足になります。
このような状態の人は低気圧が近づくと酸素が取り入れにくくなるので、
血液中の酸素がさらに不足しますので、なんとか酸素を取り入れようとして、
脳が咳をする指令を出します、これが喘息の原因です。
このようなタイプの喘息にはとにかく、
長年の間に硬くこり固まてしまった胸、首、肩甲骨、横隔膜の筋肉を緩めます。
ただし筋肉のコリが広範囲でしかもかなり年季が入ったコリなので
結構大変な作業ですが、丹念に繰り返して行くと、
施術を度に筋肉が軟らかくなり深い呼吸が出来るようになります。
そうなると体に酸素が沢山取れ入れられようになるので、
低気圧が来ても喘息の症状は出なくなります。
今回の患者さんですが、1クール(5回)終了時点で、
低気圧が近づくと胸の苦しさは多少でるものの、
咳がでるということは無くなったそうです。
結構重症な喘息だったので良くなるまでにもう少し回数がかかるかと思っていましたが、
予想以上に順調な回復でした。
まだ胸の苦しさは少し出るそうなのでもう少し通院していただくことになりましたが、
後数回の施術で胸の苦しさまなくなてくるものと思われます。
以外かもしれませんが、慢性的な喘息は肺や気管支が原因ではなく、
呼吸するとき使う筋肉のこりが原因のケースがかなり多くあります。
喘息でお困りの方は一度当院をご利用してみてください、
改善できる可能性はかなり高いと思います。